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(31)中国語会話 初級=ワンポイント・レッスン 酒宴・パーティー (2) 来时夫人有交代, 少喝酒来多吃菜! |
![]() ②他是个海量。 彼は酒豪です。 ③今天我们好好热闹一番! 今日はみんなで思う存分にぎやかにやりましょう! ④今天大家一定吃好喝好尽兴啊! 皆さん、今日は必ず心ゆくまで料理やお酒を召し上がり、存分に楽しんでくださいよ! ⑤你也来点儿白酒吧。 あなたもパイチューを飲みなさいよ。 ⑥----白酒我不会喝,少来一点儿。你多喝点儿 パイチューは飲めないので、少量にします。あなたは存分にやってください。 ⑦你的酒量大不大? いける口ですか? ⑧----我不行,喝一杯就醉。 私は(酒は)ダメでして、一杯飲むと酔ってしまいます。 ⑨少喝点儿没关系。 少しなら大丈夫ですよ。 ⑩今天是大喜的日子,您一定要多喝几杯。 今日はとてもおめでたい日ですから、たくさん飲んでくださいよ。 ⑪---- 不好意思,我不会喝酒。意思意思吧! お恥ずかしいことにお酒は飲めません。なので、気持ちばかりの乾杯ということにしますね。 ⑫没关系,随意,随意。 いえ、いえ、それで構いません。どうぞマイペースで。 ⑬陪我喝一杯吧。 私に付き合って、一杯やって下さいよ。 ⑭----我不胜酒力,请原谅。 私はアルコール負けしてしまう性質でして、御免なさい。 ⑮哪里哪里,你随意尽情。いえ、とんでもありません、ご自由にお楽しみください。 ⑯我们俩干一杯! ふたりで乾杯しましょう! ⑰----我不会喝酒,你干,我意思意思。 私は下戸ですので気持ちばかりの乾杯とさせて頂きます。あなたはどうぞ飲み干して下さい。 ⑱来时夫人有交代 少喝酒来多吃菜。 出掛けに妻から言われています、「宴会は酒より料理」、だってさ! ⑲我不胜酒力,让我儿子替我跟你干了! 私は酒に弱い(アルコール負けしてしまう性質な)ので代わって息子に乾杯のお相手をさせて頂きます。 ⑳这杯酒是赔罪酒,我干了。 この酒はお詫びの印です。では、飲み干します。 醉=酔 胜=勝 饮=飲 赔=賠 ☆解説 ![]() ▲主催者の謝辞としてよく使われるのは“感谢大家出席今天的晚会 gǎn-xiè dà-jiā chū-xí jīn-tiān de wǎn-huì”。またパーティー参加者のごく一般的な挨拶例は、“能有机会参加今天的晚会,我感到非常荣幸 néng yǒu jī-huì cān-jiā jīn-tiān de wǎn-huì,wǒ gǎn-dào fēi-cháng róng-xìng ”などがある。 ▲例文①、②に関連して、酒豪を賛美する中国語といえば、“他斗酒不辞,豪饮不醉 tā dǒu-jiǔ bù cí ,háo-yǐn bú zuì (彼は一斗の酒でも平気で受けて立ち、豪飲しても酔わない)”。貶し言葉では、“酒鬼 jiǔ guǐ”=「のんべえ」、“醉鬼 zuì guǐ”=酔っぱらい。“鬼”については、第4話を参照してください。 ▲“豪饮=痛飲する/大酒を飲む”に関連する慣用語として“我愿奉陪到底、不醉不归 wǒ yuàn fèng-péi dào-dǐ,bú zuì bù guī”がある。「私はとことんお相手するつもりだ。存分に酔うまではここを離れません」。“奉陪到底”に関しては、第6話『倍返しだ!“加倍奉还”』を参照してください。 ▲中国語の“海量 hǎi liàng”、“烈酒 liè jiǔ”、“豪饮 háo yǐn”、“茅台酒 máo tái jiǔ”からも想像できるように、中国人、特に北方の人は強い酒を好んで飲む。寒い冬に高濃度の蒸留酒を飲むと、体が火照り、防寒の足しになるからです。陽気な中国人は酒宴の席上、さまざまな理由・名分を付けて、言葉巧みに人に酒を勧め、乾杯を繰り返す。しかもトコトン飲む人が多い。たしかに、中国には古来、文人墨客や英雄豪傑に酒豪が多い。 したがって、清酒党の日本人なら、“白酒(パイチュー)”党の中国人と、うかつに酌み交わすのは考え物です。なぜなら、泥酔・悪酔いのリスクが一気に高まるからです。かといって、酒は中国では大事な交際・交流手段なので、酒に弱いビジネスマンなどにとっては悩ましい問題となる。そこで必要なのが、スマートな中国流の断り方、取り成し方でしょう。今回の例文の多くは、そうした対策に充てました。 ▲例文③、④はよく聞かれる開会の挨拶。他の例文では、“我们难得一聚,今天喝个痛快!wǒ-men nán-dé yí jù,jīn-tiān hē ge tòng-kuài!”(めったに会えない私たち、今日は心ゆくまで飲みましょう!) ▲職場や団体などの親睦パーティーでの幹事さんの気の利いた挨拶として、ここに紹介したいのが七言詩スタイルの慣用句─“相聚都是知心友,放开喝杯舒心酒! xiāng jù dōu shì zhī-xīn yǒu,fàng-kāi hē bēi shū-xīn-jiǔ(集ったのはみな親友、ゆったり飲もう寛ぎ酒)”。この詩情豊かな口上から、詩文に凝る中国的特色が滲み出ています。 ▲“白酒Bái-jiǔ(パイチュー)”;コーリャン・トウモロコシなどの穀物を原料にした蒸留酒=“烧酒shāo jiǔ”≒焼酎。正式の乾杯となると、アルコールが40度もある“白酒”が定番。日本語の「白酒・しろざけ」は「パイチュー」とは別物。 ▲中国の中高年家庭では、妻が家政の主導権を握っているケースが多い。そこで、「女房から大酒、深酒はやめるよう言い付けられている」といえば、相手が恐妻家ならピーンと来て、“白酒”の強要を思い止まらせることができるかもしれない。 例文⑱は七言詩スタイルで語呂もいい─“来时夫人有交代 少喝酒来多吃菜 lái shí fū-rén yǒu jiāo-dài,shǎo hē-jiǔ lái duō chī-cài”で洒落のめすのは、有力な一手だ。日本の「川柳」の趣きさえ感じられるこの「七言詩」を宴席で吟詠できると一番よいが、発音がむつかしい人はその場で紙に書いて中国人に示せば、ホットな話題として大受けし、座はきっと盛り上がるでしょう。なお中国では近年、自分の妻を“我夫人 wǒ fū rén”という言い方が流行っている。 ▲乾杯の際、代役を立てることはマナー違反にはならない。要は代役を立てるわけを堂々と述べれば、中国人はたいてい納得する。代役として、親族のほか、同僚・部下などがよく起用される。また“白酒”を忌避して、アルコールが20度くらいの紹興酒=“绍兴酒 shào xīng jiǔ”(“黄酒 huáng jiǔの一種”)に代えたり、「ビールで乾杯」を押し通したりするのも一法。 ![]() ▲眼下の中国では、習近平主席直々の「倹約令」が出されているご時勢なので、高価な宴会用の“白酒”は贅沢品として槍玉に挙げられている。この追い風に乗って、“以啤(酒)代白(酒)”や“以黄(酒)代白(酒)”の変化が徐々に広まるのか、注目されるところです。 ▲“自罚自饮 zì-fá zì-yǐn”とは?酒宴の席を借りて、相手に自分の過ちを認め、許しを請うのに、“赔罪酒péi-zuì jiǔ=詫び酒”という古来の宴卓マナーがある。その際、謝罪する者が例文⑳を唱えて、酒を一気に飲み干す。「水に流す」が日本流ならば、「酒に流して」“既往不咎 jì wǎng bú jiù(過去の過ちはとがめない)”のが中国流といえましょう。 「駆けつけ三杯」という酒宴マナーは中国にもあり、“罚酒三杯 fá-jiǔ sān -bēi”、“自罚三杯 zì fá sān-bēi”という。遅刻の罰としてばかりでなく、例えば、借財して約束の期日に返済できず、延滞の末、ようやく完済できたときにも、債務者は酒宴を設けて債権者を招き、饗応する習慣がある。その席上で、感謝と謝罪を兼ねて“赔罪酒”を飲み干すスタイルが取られる。 ☆ 語注 ●海量 hǎi liàng;名詞・酒豪●番 fān;量詞・度/回。“一番”は中味の濃い1回を示す●尽兴 jìn xìng;動詞・思い切り楽しむ●意思 yì si;動詞・ほんの気持ちを表す。●交代 jiāo dài ;名詞・指示/言い付け |
(次回に続く) |